褒められたのは「過去」に対して Vol.2126
褒められれば誰でもうれしい。
認められたことがわかるのは気持ちが良いものだ。
けれど失敗は得てして褒められたあとに起こしやすい。
それは褒められたことによる緊張感の欠如と、自分は正しいという慢心によるものだ。
勘違いしてはいけない。
褒められたのは今の自分でもなく、ましてや未来の自分でもない。
過去の自分だ。
それを忘れたとき、それに気づかないときに、慢心は起こる。
そうして失敗に繋がる。
褒められた過去を誇らしく思うのは良い。
ならばそれを汚さないよう、もっと精進しなければいけない。
勝って兜の緒を締めるというのはそういうことだ。