嘘と詐欺の違い Vol.2042
詐欺は嘘の中に含まれる。
けれど、嘘の中には詐欺ではないものもある。
詐欺になる嘘というのは、自分を利するためにするもの。
詐欺とは言えない嘘とは、相手を思いやってするものだ。
だから、
「結果として嘘になった」
とか
「詐欺をするつもりではなかった」
「嘘をつくつもりではなかった」
などという言い訳が出ること自体、そもそもの始まりが嘘であり詐欺だ。
誰を想ってのものであれ、嘘はいけないことだ。
それを前提としない限り、「誰かの為の嘘だから悪いことではない」という言い訳が成立してしまうことにあんる。
嘘は基本的にいけないことだ。
まずはそれを根本にしなければならない。
うそつきは泥棒の始まりとは良く言ったもの。
嘘は嘘を重ねなければならなくなる。
それをどうあっても本当にするために、嘘はどんどん大きくなっていく。
けれど最近はうそつきの成れの果ては、どうやら泥棒ではなく、公然と税金から給料をもらえる人たちのようだ。
大きなうそをつけばつくほど、庶民に比べて圧倒的にいい暮らしができるのだから、この社会から嘘をなくすことは難しいことになる。
それでも、嘘はいけない。
正直者が損をしようと、バカにされようと、絶対にいけない。
お天道様は、必ず見ている。