怠け者ほどよくしゃべる Vol.2027
怠け者にも2種類ある。
本当に何もしない怠け者と、怠けるための口実をいつも考えている怠け者だ。
前者は本人にも自覚のある怠け者だから、まだマシだ。
怠けていることに気づいているのだから、動こうと思うこともあるかもしれない。
問題は、良くしゃべる怠け者だ。
良くしゃべる怠け者は、自分が怠け者だという自覚がない。
そうして、自分が何かをやらないのは、自分以外の何かに原因があると、真剣に思っているからたちが悪い。
周りから見れば屁理屈なのに、本人にとってはいたって真面目。
正論は言っても、まるで自分が実行できていないことに気づいていないから、堂々としている。
やらない言い訳を言わせたら、ピカ一だ。
みんなもあきれているから、「また始まった」とその内相手にもされなくなる。
自覚のない怠けものほど良くしゃべる。
けれどそういう奴は、一度一緒に仕事をすればすぐにばれてしまう。
わからないのは自分だけ。
何ともかわいそうな怠け者だ。
良くしゃべる怠け者はまず治らない。
だから、残念ながら放っておくしかない。
人は自覚でしか変われない。