失敗は道標 Vol.1991
決断することは簡単ではない。
その決断が正しいか間違っているかは、やってみなければわからない。
間違っていたらと思うと、怖くて仕方がない。
でも、決断しなければ決して前には進めない。
決断しなければ何も変わらない。
失敗はするかもしれない。
叩きのめされるかもしれない。
そうなったら、しばらくは立ち上がることも辛いだろう。
けれど、失敗は少なくともやり方の一つを教えてくれる。
それをやったら、あるいはそういうやり方をしたら失敗するということを教えてくれる。
もちろん、けがが起きければ二度と立ち上がれなくなることもある。
それでも、それでいい。
立ち上がれないほどにけがをしたということは、それについてはおそらくやり切ったということ。
だから、次は闘いのリングを変えることもできるようになる。
つまり、歩くべき道が見えるということだ。
失敗したら、と、怖気づいて何もしなければ、歩くべき道は見えてこない。
だから、ゴールなどわかるわけもない。見えるわけもない。
失敗は次に進むべき道を教えてくれる道標だ。
人生を歩いていく上で、決して忘れてはならないものの一つだ。
逆に成功はただの一里塚。過ぎた成功はすぐに忘れることが大切だ。