正論はバカでも言える Vol.2018
不満ばかり言う人がいる。
文句ばかり言う人がいる。
そういう人は往々にして、「自分は文句ではなく意見を言っている」と勘違いして疑わない。
自分が正しいことをしていると思っているから、正々堂々と文句を言う。
また、それが正論だったりすると余計に厄介だ。
正論を知ることは大切なことだけれど、正論だけで世の中動くほど単純じゃない。
けれど、正論だから反対意見は難しい。
そうして黙り込む周りをみて、その人は悦に入ることになる。
だからまた、同じことを繰り返す。
けれど正論なんて本当は誰でも知っていることだ。
そんなことを鼻を膨らませてしゃべったところで、誰も価値など感じない。
正論は正論として、現実どうするかを考えるのが議論であって、そこに正論で蓋をする人間は、邪魔者以外の何者でもない。
そもそも、正論が多い人ほど働かない。
働きたくないから、さぼりたいから、他の人に押し付けたいから、そういうつまらない意見を押し通す。
議論に正論が必要だとしたら、最終的な方向性の確認の時だけだ。
それ以外は、何の役にも立ちはしない。
正論はバカでも言える。