「やりたい仕事じゃない」 2017.08.18
会社員を辞める時の理由のおそらく半数以上、もしかしたら8割以上は、これが理由だ。
けれど、これを理由に辞めた人間は、まず間違いなく失敗する。
仕事は、やりたいことを探すものじゃない。
やっている中に面白さを見つけるものだ。
そこで見つけた面白さが、やりたいものになっていく。
だから、仕事とは宝さがしに他ならない。
そしてその宝は、必ずどこかに隠れている。
それが掘り出せるか掘り出せないかの違いでしかない。
けれどその宝探しは、実はそんなに難しいものではなく、必死に掘り続けていれば誰でも掘り出せるもの。
つまり、掘り出せる人間とそうでない人間の差は、一生懸命掘ったかそうでなかったかの差でしかない。
そうやって一生懸命に掘らなかった人間が、「やりたい仕事と違う」と言って、そこから逃げてゆく。
本当にやりたいことを仕事にするためには、どれだけのものを犠牲にし、どれだけの努力をしなければならないか?
そんなことがわからないから、簡単に「やりたい仕事じゃない」だの、「やりたい仕事が見つからない」だのと口にする。
仕事をするときの一番の幸せは、求められたことをやれるということだ。
いくらやりたいと思うことであろうと、求められない仕事は何の喜びもない。
忘れてはいけない。
「やりたい仕事じゃない」というのは言い訳でしかない。
何をどう言い繕うと、言い訳以外の何物でもない。
「やりたい仕事じゃない」と思った時こそ、やり切ることを考えろ。
そうすれば、必ずその先に道がある。