怪我 2016.12.24
怪我をしないように注意するのは悪いことではないけれど、怪我をしたことがない人は、どこかに欠陥を持っている。
やってはいけないことをやらないのはいいことだけれど、やったらどうなるかを知らない人の言葉には説得力がない。
痛みを知るから繰り返さないようになる。
やったら大変なことになることを知っているから、やってはいけないという言葉に重みが出る。
だからと言って何でも経験してみなければわからないという奴はただの馬鹿でしかないが、何の経験も持たない人間は、そのバカよりも薄っぺらい人間になりやすい。
成長は、自分だけのものではない。
どれだけ次の人間にそれを伝えられるかも含めての成長だ。
だから、転ばぬ先の杖しか持たされていない人間はかわいそうだ。
適度な怪我は、むしろ望んでするくらいでちょうどいい。