歩幅 2016.09.09
歩幅には個人差がある。
けれど、チームで歩くときには歩幅は合わせなければいけない。
ついていけない人を作らないようにするなら、一番遅い人に合わせればいい。
けれどそうすれば、ほかのチームに抜かれてしまう。
真ん中に合わせれば、みんなの歩調はそろいやすいけれど、平均点になってしまう。
かといって、一番早い人に合わせれば、抜かれる前に全員が転んでしまう。
大事なのは、全員が少しづつ努力をするということ。
相手に「自分に合わせろ」と言っている限り、チームの力は出ない。
チームにいるなら、自分にとってではなく、まず、チームにとって何が必要か、何が大切かを先に考えることが大切だ。
歩幅を合わせる気のない人間のいるチームは、遅かれ早かれ、ダメになる。
歩幅は、要求するものではなく、一人一人が合わせるもの。
一人だけの歩幅調整など、チームにとっては、残念ながら何の価値もない。