悩みのほとんどは、悩んでもしようがないこと 2016.08.03
家族、友達、恋人、上司、部下、顧客といった自分を取り巻く人たち。
天気、気候、地震といった自然現象や、予期できない病気や事故。
自分がコントロールできないことをコントロールしようとするから悩みは生まれる。
例えば誰かにこういう人間だと思われたい、認められたいと思う気持ちは悪いことではない。
そうして、思い描いたあるべき自分に近づく努力は大切だ。
けれど、それが確実に相手に届く保証はないし、そもそも相手の気持ちを思った通りに変えることなどできはしない。
地震は怖い。水がめの水がなくなってしまうのも同じように怖いことだ。
巨大な隕石が落ちてきたら大変だ。
何かに備えておくことは大切だ。
けれど、何をどうしようと、地震は防ぐことはできないし、隕石をよけることもできない。
あげた例は極端なものだけれど、得てして悩みの対象なんてそんなものだ。
それが届かないからと言って嘆く必要はないし、相手の気持ちを変えられないことに思い悩む必要もない。
天変地異や病気や事故を恐れてシェルターに閉じこもる必要もない。
大切なことは、思うことのために努力をしたかどうか?できる準備をしているかどうか?それだけだ。
やるだけやったら、後は野となれ山となれ。
コントロールできないことで悩むのは、傲慢の始まりだ。
そう思えるようになれば、悩みのほとんどは消えてなくなる。