好きなことを仕事にする難しさ 2015.03.04

「好きなこと」のない人というのもいるのかもしれないが、一般的には少ないだろう。
けれど、「好きなこと」のある人で、それを仕事にしている人はもっと少ない。

理由はいくつもあるがその最大のものは、仕事にした時から「好きなこと」にはお金がついてくるということだ。

誰だって「好きなこと」でお金がもらえれば、うれしい。
けれど、お金を払う側は、期待値を超えてくれないと満足しない。
そうすると、「好きなこと」の範囲や内容が、相手の期待値に合わせるために変化してくる。
そうすると、「好きなこと」が好きでいられなくなることは少なくない。

もちろん、「好きなこと」に携わっているだけでうれしいという人もいる。
けれどそれは例外だと考えたほうがいい。
「好きなこと」の形を変えても好きでいられるというのは、なかなか難しいことだからだ。

だから、「好きなこと」を仕事にすることは難しい。

じゃあどうするか？
一番簡単なのは、やっていることを好きになることだ。
好きになるには、一生懸命になればいい。

誰だって一生懸命にやればわかるようになる。
わかるようになればできるようになる。
できるようになれば頼られるようになる。
頼られるようになればやる気が出る。
やる気が出れば好きになる。

「好きなこと」で仕事を探すより、その方がよっぽど簡単で、よっぽど楽しい。　

好きなことからお金を生み出すことを考えるのは難しい。