子育ては欲張らない(2013.02.24)
子どもを育てるということは、いつの時代でも、もっとも難しいことの一つなのだろうと思います。
子どもを育てる時、本を読んだり他人の話を聞いたりもしますが、僕の場合、ほとんどは、自分がその年にどうだったか?を考え、そのときに失敗したと思っていることを避けさせようとし、成功したと思っていることをトレースさせようとしてきたように思います。
けれど、そもそも生活環境も、友達環境も、社会環境も、パーソナリティーも異なるのに、自分の過去を置き換えてみても、あまり役には立ちません。
自分の過去は子供の未来とは違うのに、他に選択肢を持てないから、考えられないから、それをしてしまう。
その中で、日本人としての善と悪との基準だけは、変わらずにある。そう思います。
だから、今から思えば、教えるべきこと、伝えるべきことは善悪の基準だけで良かったのではないかと。
どうしても自分の子どもには、あれやこれやと欲張ってしまうものですが、それだけに絞って伝えるようにしておけばよかったのかなあと、いまさらながらに思っています。
もちろん、おかげさまで善悪の区別はつく人間に育ってくれているとは思っていますが、それでも、あまりいろいろなことは言わず、善の基準と悪の基準だけに絞って伝えた方が、彼らにとってはもっと良かったのではないかと、申し訳ないけれど、いまさらながらに思っています。
まだまだ僕の子供は成長期なので、これからでも遅くはない。
欲張りたくなる気持ちは抑えよう。