約束の基本 2017.08.07
約束というのは、守るものだ。
約束を守るということは、そのための能動的な行動をするということだ。
待ち合わせに遅れる人は、大抵、いつも遅れる。
会社の始業時間に遅れる人は、大抵、遅れる。
これらに共通しているのは、
「電車やバス、飛行機が遅れた。だから約束に間に合わなかった。」というものが大半だ。
現象としては正しい。
けれどそれは、本当の遅れた原因ではない。
電車やバスや、飛行機は、自分がコントロールできるものではない。
自分でコントロールできるのは、自分が動き出す時間でしかない。
だとすれば、電車やバスや飛行機は、遅れる可能性がある前提でスケジュールを組み立てなければならない。
ところが簡単に時間に遅れる人は、それを全く考慮しない。
普通に出ればちょうどいい時間に着くと思って行動する。
ところが電車は遅れる。バスは遅れる。飛行機は遅れる。
そうして「すみません。○○が遅れているため、到着が遅れます。」と連絡をする。
自分の行動がそれを見越していないことに気づかない。
それを見越していないことが自分の責任だということがわかっていない。
そういう人間には、どんなに優れた能力があろうと、何かを任せることはできない。
任せられないから、つまらない。
そうしてますます、無責任になっていく。
約束は守ることが基本だ。
そして、約束したのは自分自身だ。
それを果たせないのは、どんな理由があろうとも、自分の責任だ。
約束は、まずそこから始めることが必要だ。