物事の見方、考え方〜その１〜 2017.05.15

A.
とても強い奴がいる。
ジャイアンみたいな奴だ。
言うことを聞いていれば何もされないけれど、それでは理不尽なことも押し付けられてしまう。
だから強くならなければいけない。
勝つ力を持つ必要はない。
僕に手を出したら面倒くさいくらいには思わせておかなければならない。

あそこにわがままばかり言う奴がいる。
あいつのせいで僕の友達は困っている。困っている友達を放ってはおけない。
それに、僕に対してもいろいろと悪口を言っているようだ。
いつも約束を破って平気な顔をしている。
好き勝手をしている奴を野放しにしていては、他にも真似するやつが出てくるようになる。
そうならないよう、僕があいつを何とかしておく必要がある。

B.
どうしてあいつは、自分がやった過ちをきちんと認めないんだ？
「謝ったんだからもういいだろう？」なんて言うのは、誤っていないのと同じことだ。
本当に反省したのなら、そんな言葉なんて言わないはずだ。
心の底から謝ってくれない限り、赦すなんてとてもできない。
本当の反省がない限り、他の人にも、あいつが本当はどういう奴かを伝え続けてやる。

いつまで昔のことを言われ続けなければいけないんだ？
もう何度もお詫びはしているし、弁償だってしたじゃないか。
何をしたら蒸し返さないでもらえるのか。。
事あるごとに蒸し返されるんじゃ、とても付き合ってなんかいられない。
これじゃただのタカリと一緒だ。やってられない。

見方には必ず逆がある。
逆を考えてからすべきこと、言うべきことを考えると、間違いを犯すことは少なくなる。