ゆっくり登ればそれでいい 2017.08.13
登りはじめは上を見ながら進む。
一歩一歩、上を見ながら進む。
そうして一生懸命登っていると息が切れてくる。
足も疲れてくる。
一歩一歩と、足元を見て、手も添えて登っていく。
そうしていつか、前を見ることを忘れてしまう。
足元を見て歩くことももちろん大切だ。
けれど、足元しか見ずに歩いていたら、道がずれてしまったことにも気づかない。
そうして、本来行きたかった場所ではないところに向かってしまうことになる。
歩きながら見ることが苦しいなら、立ち止まってでもいい。
足元ばかりじゃなく、周りを見る。
前を見る。
上を見る。
そうして、ゆっくりでいいから登っていく。
登っていく先が見えていて、進むことをやめなければ、必ず近づいていける。
必ずそこに立つ日が来る。
たまには後ろを振り返るのもいい。
けれど、上と前を見ることを忘れてはいけない。