頑固おやじで何が悪い!?

思ったことを思ったとおりに書いています。ただし、発言には責任を持っています。ここで書いているのは僕の意見なので、異見をいただくことはかまいませんが、ここで議論をするつもりはありません。自分の軸や方向性を見失わない場として書いています。

真っすぐ登れ 2016.09.13

「偉くなるためにはきれいごとばかりじゃいけない」
組織にいれば嫌と言うほど聞く言葉だ。


確かに、そこで偉くなろうとすれば、ある程度の妥協をするのが効果的であることは多い。
そうしなければ、周りとのみならず、上にも楯突くことになり、覚えはめでたくはならないからだ。


偉くならなければ、自分の筋が通せない。→ だから偉くならなければいけない。 →そのためには筋を曲げることも仕方がない。
そうやって、生きていく。


けれど、そうやって偉くなった時、どちらかの状態になっていることは間違いない。
一つは、せっかく偉くなったから筋を通せると思ったのに、そのころには、「今更何を言い出すんだ?」と誰も相手にしてくれないという状態。もう一つは、曲げてきた自分に染まってしまい、真っすぐには戻れないという状態だ。


「自分の目的達成のためには、清濁併せ呑むことが必要だ。それができない人間は偉くなれない。」
そんな言葉に惑わされてはいけない。


登りたい場所があるなら、真っすぐ登った方がいい。
それで登れないのは、自分の力不足か、その場所の腐り具合がひどいかのどちらかだ。


力不足なら、力をつければいい。腐っているなら、昇る場所を変えればいい。


回り道が筋ならば、それでいい。けれど、それが筋ではないのなら、ただ真っすぐに登ること。
そういうあなたをきっと誰かが見ている。
我武者羅な正直さが、必ず信頼を作ってくれる。


筋を通さないことを正当化するな。真っすぐ登れ。