そこに反省はあるか? 2016.02.01
残念ながら人間には、役に立つ人間と立たない人間がいる。
そして、役に立たない人間には共通する特徴がある。
それは「反省」をしないということだ。
反省とは、自らの行為や言動を省みて、そこにあった間違いをただすという行為だ。
そこには自分に軸がある。
反省のない人は、すべて相手のせいにする。周りのせいにする。軸はすべて外にある。
内にある軸は、自分で何とかできるもの。
けれど、外にある軸は自分でコントロールなどできるものではない。
だから、軸を内に置く人は、自分を変えていこうとするために努力をする。
外に置く人は、相手や周りに文句を言っているだけで、自分が何かしようとは全く思わない。
外に置く人の上級者にもなれば、自分が何かしようとは全く思わないことに対して、自分はできる限りの努力をしていると、あらん限りの言い訳ができるようになる。
こうなったらもうどうしようもない。
反省とは、忘れないということ。
そして繰り返さない努力を当たり前にするということ。
反省のない人間には、未来はこない。
世の中には理不尽なことは山ほどある。
その理不尽との戦いは容易なことではない。
けれど、どんな理不尽なことであろうと、そこで生きていく以上、それを受け止めなければならない。
理不尽なことに従えと言っているのではない。
理不尽なことを言われない努力をしろということだ。
面白いもので、理不尽なことに対して文句を言っている人間は、すべて相手や回り、状況が悪いと言う。
要は、悪いのはすべて自分ではなく、相手だという態度をとる。
失敗をしたとき。
間違えたとき。
うまくいかなかったとき。
約束の時間に間に合わなかったとき。
それを例えば、
受けた説明のせいにする。
一緒にやった誰かのせいにする。
バスや電車が遅れたせいにする。