リスクの検討順位 2015.12.28
「やるリスク」と「やらないリスク」があるということはよく言われるが、少なくともこの国では多くの場合、「やるリスク」ばかりを考える。
理由は簡単だ。
やったことに対する失敗だけ厳しく追及され責任をきっちりととらされるが、やらないと言ったやっておけばよかったものについては、「もったいなかった」で済ませるからだ。
だから、何かをやるべきかどうかを考えた時は、必ずやらなかった場合のリスクも並行して考えなければいけない。
そしてそれを考える時には、やったときのリスクばかりを口にする人間は排除することが肝要だ。
まずは、やらないリスクを考えること。それから失敗したときのリスクを考えること。
リスクの検討順位を間違えないことが大切だ。