頑固おやじで何が悪い!?

思ったことを思ったとおりに書いています。ただし、発言には責任を持っています。ここで書いているのは僕の意見なので、異見をいただくことはかまいませんが、ここで議論をするつもりはありません。自分の軸や方向性を見失わない場として書いています。

花は咲く 2015.01.13

「人間は社会的な動物だ」とは、良く言われること。


確かに人間は、人間の築いた高度な「社会」という中でしか生きられない生き物だ。


社会で生活するということは、「させていただく」ということだ。
必ず他人とのかかわりを持ち、そのかかわりを絶やすことなく維持していく。


そのために求められる最低条件が4つある。


一つ目は、「やってはいけないことを知ること」
まずは、社会でしてはいけないことを知らなければならない。そして、なぜそれをしてはいけないのかを知らなければならない。


二つ目は、「やってはいけないことをやらないこと」
してはならないことを知ったら、それを絶対にしないこと。してはならないことを知ったうえでするという行為には悪意しかなく、もっとも簡単に社会の健全性から排除されることになる。


三つ目は、「やるべきことを知ること」
社会を構成する人間には、必ず求められる役割がある。その役割は自ら探さなければならないこともあるが、多くは、他人から求められるものだ。
自分に求められている役割は何かを知らなければならない。


四つ目は、「やるべきことをやること」
成すべき役割を成さないということは、その社会にいる価値を認めてもらえないということになり、社会での最低限での存在は認められても、価値の低い人間として誰からもみなされることになる。


大事なことは、「やりたいこと」を探すことではない。
やりたいことは「やるべきこと」をやった後でご褒美として与えられるものだ。


やってはいけないことをやる人間は論外だが、「やるべきこと」をやらない人間に、やりたいことをやる資格はないし、そもそもそんな人間には、そんな能力もない。


それでも「やれる」と思うのは、単なる勘違いが現実逃避でしかないんだ。
「やるべきこと」をやりきり続ける人にしか花は咲かない。