お手伝いの効用(2013.02.12)
小さいころ、お手伝いはさせられるものでした。
玄関掃除。食器洗い。庭の掃除。お風呂の掃除。おつかい。
させられるのは好きではなかったですが、一つずつ、少しずつ出来るようになっていくのを実感でき、また、それできれいになるのを見たり、喜ばれるのを経験すると、嫌なことでも楽しく感じてきたものです。
すると、それをした後のことを想像することを覚えます。そして、それを為すための工夫を覚えます。
これはけれど、子供の頃のお手伝いだけではなく、働くようになってからも同じこと。
任される仕事はお手伝いであり、それを重ねることで、その仕事に対する想像と工夫が生まれてきます。
つまらないと思えば全てつまらない。その中の面白さを探す努力をし、それでも面白さが拾えなければ、それそのものを変える工夫を考える。
その工夫自体が、楽しいと思えるようになれば、きっと一人前なのだろうと思います。