リスクをとるのは誰?(2013.1.8)
「リスクをとれ!」とか「ピンチはチャンス!」などと掛け声の勇ましい企業経営者は、景気が悪くなればなるほど出てきます。
僕はこれが不思議で仕方がありません。
リスクをとるのは、最終的にはもちろん企業そのものであり、そこで働く従業員にも影響があるわけですが、一義的に取るのは経営者です。
にもかかわらず経営者は口をそろえて「リスクをとらなければいけない」。自分で取ればいいのだから、経営者がテレビに向かって敢えて口に出す必要はないだろうと思います。
同じように、「イノベーションが大事だ」という言葉も良く聞きます。
大事ならイノベーションを起す仕組みを作ればいいだけのこと。
リスクを取るのも、イノベーションを起すのも、経営者が真にそう考えればどうにでもできることだと思います。
せっかく「できる」力をもっているのですから。